オザケン評価目白押し、だが
周囲では、小沢健二のライブに足を運んだ人たちが悲鳴に近い絶賛の声をあげている。歌がいい、音がいい、ステージがいい。それはもう、オザケンのことだから全てが抜かりないはず。
さらに、ファンの一体感も申し分はない。
これだけ、素晴らしいものがでてきてしまうと、トラウマになってしまうのではないかと心配になる。オザケンロスというか、毎日が満たされるようで、五月病とあいまって、しばらくすると喪失感に襲われるのではないかと。
とくに、音楽をやっている人たちが目の当たりにしてしまうと、もう手も足もでない、無力感にノックアウトされてしまうのではないだろうか。
音楽の力はとても大きい、しかし、自分の軸をちゃんと維持していないと、
自分の人生を見失ってしまうのではないか。
野放しに良いものを受け止めすぎるのは危ない。
どこか、批判する気持ちを携えていないと、
オザケンも望まぬ方へと進んでしまうのではないだろうか。