大阪地震に思う〜震源地は「有馬-高槻断層」。
高槻市の小学4年と私の地元上新庄の80歳がブロック塀の倒壊でなくなるなど、負傷者は大阪など2府4県で計300人を超えたという。
大阪では戦後最大規模の揺れとなり、震度6弱を記録するのは1923年以降で初となる。
ここ2,3日は余震のリスクが高いという。そうした情報に怯え、僅かな揺れにストレスを感じている。
台風や大雪、そして地震など、大阪は天災から逃れることの多い地域だといわれてきた。大抵の災害が大阪を避けて進路を変えることが多く、テレビで放映される他の地域の災害情報も「対岸の火事」のように眺めていた。
災害規模は東日本大震災とは比べものにならないし、大切な誰かを失ったわけではないが、今回は自分達が被災者だ。物音に敏感になり、皮膚が泡立ち、もやもやした不安が気持ちにかかっている。そうした状況になって、いまさらながら被災者の人々のお気持ちがわかってきた。
耐震を考慮した建物を選び、家具の倒壊に備え、食料や水など備蓄をしておくこと。今まで後回しにしていたが、何が起こるか解らない時代。
私は何事においても「抗わない」ことを禅的に捉え、矜持としてきた。しかし、これからはさまざまなリスクを想定して備えるように心がけたい。
震源地の近くには複数の断層があるが、「有馬-高槻断層」という断層の周辺で地震活動が活発になっている。この地震発生後、震度1以上を観測する地震が15回(18日14:00現在)発生しているという。そうした情報も、災害の輪郭として捉えることで、抗う対象といて可視化できるはずだ。
外で、カラスがけたたましく啼いていた。君たち、もし、何か解ったなら教えて欲しい!