彼、彼女が極度に「涙もろい」理由は?
音楽、絵画など「芸術」に触れたとき、涙を流すほど、深く感動する人たちが居る。
彼らは、単純に「涙もろい人」というのではない。
感動ストーリーをみて泣いたり、誰かが泣くのを見てもらい泣きしてしまうだけでなく、はたからみたら「なぜコレで泣くの?」と不思議に思うようなモノやコトを対象にしても泣いてしまうのだ。
そうした感性をもつ人たちのことを、HSP(Highly Sensitive Person)とよぶ、心理学的な捉え方がある。
HSP(Highly Sensitive Person)、直訳すると「人一倍敏感な人」。
あらゆることが、極度に感情に刺さりまくり、場合によっては生きづらい状況を招く特異な資質を持った人ということになる。
彼らの過敏さは、他者の気持ちや感情に対してだけでなく、光・音・匂いといった物理的な刺激に対しても、大きな反応を示す。
物事を深く捉え、本質に気づくことができる彼らのセンシティブな感性は、人生をより味わい深く、豊かななものにしてくれると同時に、その過敏さゆえ「生きづらさ」のもとにもなるだろう。
人は何かに触れるとき、何かを提供しようというとき、慎重に触れなくてはならないこともある。
ものを書く、情報を発信する仕事をしている者として 正確に理解しておきたいと思う。
「自分はもしかしてHSPかも?」と思う人は、上記の本が参考になるかもしれない。